心温まる物語:青山美智子先生おすすめ小説5選

読書

友達の勧めで手に取った青山美智子先生の小説。そのページをめくるたびに、心が温まり、勇気が湧いてくる感覚を味わいました。

日常の中で忘れがちな優しさや希望が詰まっており、読む人の心に深く響きます。今回は、そんな青山美智子先生の心温まるおすすめ小説5選をご紹介します。

森犬
森犬

青山先生の本を読むことにより、心が癒され日々の活力を得られています。

青山美智子とは 

青山美智子先生は1970年愛知県生まれ、横浜市在住。大学卒業後、シドニーで記者として勤務し、帰国後は出版社で雑誌編集者を経て執筆活動を開始。デビュー作『木曜日にはココアを』で「宮崎本大賞」を受賞し、『お探し物は図書室まで』や『赤と青とエスキース』で本屋大賞2位に選ばれるなど、数々の名作を生み出している。その他の著書に『鎌倉うずまき案内所』や『月曜日の抹茶カフェ』などがある。

青山美智子 小説の特徴3つ

短編小説が多い

読書に慣れていない方や忙しい方でも手軽に読み進められます。短い中に感動的なエピソードが凝縮され、心に深く響く作品ばかりで、癒しを求める方に最適です。

森犬
森犬

本を読むのが苦手の私でもとても読みやすいです。

短編小説でありながら、繋がりがある

短編小説でありながら、それぞれの物語に繋がりがある点です。個々の物語が独立して楽しめるだけでなく、登場人物やテーマが微妙にリンクしており、全体を通して読むとさらに深い味わいを感じられます。この構成により、短編の魅力と長編のような一体感の両方を楽しむことができます。

森犬
森犬

話が気になりすぎてつい読み込んでしまいます。

心が温まりかつ勇気づける作品が多い

心が温まり、かつ勇気づけられる作品が多いことです。日常の中で忘れがちな優しさや希望が詰まっており、読むたびに前向きな気持ちになれます。困難な状況でも前を向いて歩む登場人物たちの姿に、共感や励ましを感じられるでしょう。

青山美智子 おすすめ小説5選

ただいま神様当番

<あらすじ>

ある朝、目を覚ますと手首から腕にかけて「神様当番」と太くて大きな文字が書かれていた! 

突如目の前に現れた「神様」を名乗るおじいさんのお願いを叶えないと、その文字は消えないようで…… 

「お当番さん、わしを楽しませて」 

幸せになる順番を待つのに疲れている印刷所の事務員、理解不能な弟にうんざりしている小学生の女の子、SNSでつながった女子にリア充と思われたい男子高校生、大学生の崩れた日本語に悩まされる外国語教師、部下が気入らないワンマン社長。 

奇想天外な神様に振り回されていたはずが、いつのまにか主人公たちの悩みも解決していて……。 

笑えて泣けるエンタメ小説です。

ポイント

・全体的にほっこりするエピソードです。
・社会人の方には最初の印刷所の事務員のお話を読んで欲しいです。

この本で特に印象に残っている言葉

大げさかもしれないけど、人生って、単に楽しいからやるってそれが一番の決め手だよ。意味があるとか、お金になるとかはその次でさ。自分自身に何かの取り柄や才能があるとかどうかあんまり関係なくて、この世をおもしろがれる力のほうがうんと大事と思う。そんなふうに過ごしているうち、本当にやりたいことがわかってくるんじゃないかな

森犬
森犬

・作業や嫌なことをいかにおもしろく工夫するのが大事。
・自分自身の行動によって仕事や私生活を楽しめるかが決まる。

お探し物は図書館まで

<あらすじ>

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?

人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。

彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。

仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。

明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

この本で印象に残った言葉

人生なんて、いつも大狂いよ。どんな境遇にいたって、思い通りにはいかないわよ。でも逆に、思いもつきもしない嬉しいサプライズが待っていたりもするでしょう。結果的に、希望通りじゃくてよかった、セーフってことなんかいっぱいあるんだから。計画や予定が狂うことを、不運とか失敗って思わなくていいの。そうやって変わっていくのよ、自分も、人生も

森犬
森犬

・起こったことに対してどう解釈するかが大事
・予想外なこと起きてもラッキーと思うことが大事

リカバリー・カバヒコ

<あらすじ>

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで”リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。

何が好きで、何が苦手で、何が楽しくて、何がつらいのか、試しながら覚えていくんだ。誰かの目を気にして、カッコ悪い自分を見せないように、笑われないようにって縮こまっていたらきっと、それがどんなことなのかわからなくなってしまうだろう。

・人の目を気にせず自分がしてみたいと思ったことを挑戦しようと思った
・失敗したらなど考えずまずやってみて楽しいのか肌で感じることが大切

月の立つ林で

<あらすじ>

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。

つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。

月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。

最後に仕掛けられた驚きの事実と

読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、

心震える傑作小説。

ポイント

・最後の展開に驚く作品
・心温まるお話

<この本で印象に残った言葉>

叶えなかったらダメなのかな。夢を持ってるっていうことそのものが、人を輝かせるんじゃないかな

森犬
森犬

・夢・目標があるだけで人生・日々の生活を充実させてくれる
・夢・目標は叶えることも大事だが持つことはそれ以上に大事

月曜日の抹茶カフェ

<あらすじ>

川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。

その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、1度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。

ツイていない携帯ショップ店員と愛想のない茶問屋の若旦那、妻を怒らせてしまった夫とランジェリーショップのデザイナー兼店主、恋人に別れを告げたばかりのシンガーと実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、時代に取り残されたと感じている京都老舗和菓子屋の元女将と自分の名字と同じ名前の京菓子を買いにきたサラリーマン……。

この縁は、きっと宝物になる――。

人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づく、

一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒やされるストーリー。

ポイント

・人との繋がりが大事と思える作品
・心温まる作品

<この本で印象に残っている言葉>

僕がみんなにバカにされることを怖がるのは、今まで僕自身が自分より成績が低いクラスメイトを心のどこかで見下していたことの裏返しじゃないか。彼らが僕の知らないどんな豊かな経験をしているのか、想像すらしないで。

森犬
森犬

・人と比べる物差しはいろいろあって優劣なんか特にない

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総括

今回は青山 美智子先生のおすすめ小説5選を紹介しました。

心が温まりかつ明日を頑張ろうと思う小説ばかりです。

よかったら一度読んでみてください。

拝読ありがとうございました。

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