― 日本一いいフルマラソンだと思った理由 ―

先日、NAHAマラソンに参加してきました。
正直に言うと、走る前は
「完走できたらいいな」
「楽しめたらそれでOK」
そのくらいの気持ちでした。
でも、スタートして数キロ走ったところで、すぐに思いました。
「あ、これ…想像以上にキツい」
それでも同時に、
「それでも頑張りたい」
そう思えたんです。
その理由は、間違いなく――
沿道の応援と支援のすごさでした。
とにかく暑い、そして長い

12月の沖縄。
気温は約24度。
数字だけ見ると「マラソン日和」に感じますが、
本州の感覚で行くと、完全にナメてました。
気温、湿度、そしてアップダウン。
思っていた以上に坂道が多く、
じわじわと体力を削られていきます。
20km手前で、脚が一気に重くなり、
ついには足を完全につってしまいました。
正直、
「なんでエントリーしたんだろう」
「もうやめたい」
何度もそう思いました。
練習不足と準備の甘さ。
完全に自分のミスです。
それでも前に進めた理由

それでも、なぜか立ち止まれなかった。
理由はひとつ。
沿道の応援が、本当にすごかったから。
知らない人たちが、当たり前のように声をかけてくれる。
- 「がんばれー!」
- 「ナイスラン!」
- 「あと少しだよ!」
子どもからお年寄りまで、
みんなが全力で応援してくれる。
水や氷、果物まで差し出してくれて、
何度も何度も、人の温かさに救われました。
正直、脚は限界。
でも、心は何度も立ち上がらせてもらいました。
ゴールした瞬間、全部が報われた

ゴールした瞬間、
泣きそうになるくらい嬉しかったです。
「もう二度と走らん」
そう思うくらい、しんどかったのに。
数日経つと、なぜか
「また挑戦してもいいかもな」
と思っている自分がいました。
不思議ですよね。
でもそれだけ、
この大会が心に残るものだったんだと思います。
改めて、
人の応援って、本当に大きな力になる
そう実感しました。
今回のマラソンで学んだこと
今回、一番強く感じたことがあります。
しんどいことほど、後から自信になる。
途中でやめる選択もできたけど、
最後まで走り切ったことで、
「自分、意外とやれるやん」
そう思えました。
この感覚は、
仕事でも、プライベートでも、
きっと活きてくると思っています。
次に向けて
タイムは正直、
前回走った松本マラソンより15分遅れ。
準備も、練習も、甘かった部分はたくさんあります。
それでも――
「挑戦してよかった」
これは間違いありません。
次はもう少ししっかり準備して、
もう一段階レベルアップした自分で走りたい。
NAHAマラソン。
しんどいけど、間違いなく最高でした。

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